フィルターは?



フィルターには色々な種類があると思います:
上部フィルター
外部フィルター
底面フィルター
投げ込み式フィルター
etc...

アフリカンシクリッドの単独飼育ですから、上記のフィルターのどれでもろ過能力は満たしていると思いますが、オススメは外部フィルターと上部フィルターです。投げ込み式だと、水槽にフィルターが入ってしまうので見た目よくありません。底面 フィルターの場合は、底砂を厚めにしかなければなりません。そして底砂はザラザラしているサンゴ砂が良いとなるでしょう。。。しかしサンゴ砂を敷くとなると、魚の色が飛びやすくなりますのでNGです。
外部フィルターと上部フィルターなら、ろ過能力は十分な上、水槽内に濾過槽が入りませんし、ろ過のために底砂を敷く必要もありません。
さてこれらのフィルターを使うにあたって、気を付けていただきたい点が2点あります。



1.プレフィルターを装着しよう!

フィルター購入時に付属されているストレーナーは大体プラスチック製で、粗い網目状になっていると思います。このストレーナーをそのまま使うだけだと、網目が粗いために、小さな物理的なゴミをかなり吸い込んでしまいます。そして濾過槽が徐 々に目詰まりを起こしていきます。これを防ぐために「プレフィルター」なるものがあります(上の図の灰色部分)。これはストレーナーに被せるスポンジで、このスポンジによって物理的なゴミが濾過槽内に吸い込まれにくくなります。このスポン ジも、フィルターのポンプの流量を阻害しないため、極めて目の細かいスポンジで出来ているわけではなく、多少の粗さがあります。よって完全に濾過槽内への物理的なゴミの進入を防げるわけではないのですが、ある程度の役割は果たしてくれます 。
このプレフィルターは、エーハイムから専用のものが販売されていますし、別のメーカーからも販売されていますから、出来るだけストレーナーに被せるようにした方が良いと思います。
上の絵は外部フィルターの場合を想定していますが、(少なくともニッソーの)上部フィルター用のプレフィルター(吸水スポンジ)は販売されていますのでご確認ください。

2.吸水パイプを短く切ろう!

上の写真を見てもらうと分かるように、プレフィルターが底近くにある場合と、プレフィルターが上部にある場合、どちらが底砂や糞を吸い込みやすいでしょうか?答えはもちろん、プレフィルターが底近くにある場合ですよね?自分はこのことに今 まで疑問を持っていたため、吸水パイプをノコギリで少し短く切り、プレフィルターの位置が底から少し離れるようにしています。このようにした結果、月に1回の水換え時に、プレフィルターを掃除しても、ほとんど汚れが出てきませんでした!外部 フィルターに、物理的なゴミを入れるのは賢明とはいえません。フィルターとは、「バクテリア発生・育成装置」であり、「物理的なゴミを処理する装置」ではありません。目に見える餌の残り、糞(=物理的なゴミ)は、 水換え時に徹底的にホースで吸い出してしまうことです。そしてフィルターには、出来る限り物理的なゴミを入れないようにし、「一生フィルター清掃をする必要がない」状態に近づけるようにすることが理想です。
ただここで注意してもらいたいのは、吸水パイプは「あまり短く切りすぎるな」ということです。短く切りすぎて、ストレーナー部分が逆に水面近くに来てしまうと、水が蒸発して水位が下がってきた時に、ストレーナーが 空気を吸い込んでしまい、フィルターが作動しなくなります。大体「水の高さの半分から少し上」くらいの位置で切るのが良いと思います。くれぐれも短く切り過ぎないように注意してください。
上の絵は外部フィルターの場合を想定していますが、上部フィルターの場合もある程度パイプを短く切った方が良いと思います。

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